ロザリオの大切なelements

先日は、ロザリオづくりの作業工程を簡単にご紹介しました。

今日はelements…
ロザリオを構成するパーツたちの側面について
書き留めておきたいと思います。

これらは、約2年の間に自然に集まってきたelements。

ずっとマリアさまの祭壇に捧げていたものです。

薔薇の花びらのパウダー
ロザリオはラテン語のRosarium(薔薇の冠)という言葉が語源です。
天使祝詞のひとつひとつを薔薇のつぼみとし、
ロザリオの祈りは
マリアさまに霊的な花束を捧げる行為であるとされています。


猫柳


今の家に引っ越してきたときに
一番最初にマリアさまに捧げた猫柳のつぼみ6つ。

そしてある大切な日に、猫柳の花束を買いました。
そのときの猫柳のつぼみも用いました。


鳩のついた十字架
鳩は聖霊の象徴であるとされています。

ざくろの花
ざくろが花から実にかわりつつある状態のもの。
ざくろのたくさん実っているお家の前の路上にて拾いました。

ローマ神話の女神ユーノー(ギリシア神話のヘラ)の聖木です。
ユーノーは、花の女神フローラから「魔法の花」をもらい、マルスを身籠りました。

この魔法の花は、百合であるとも、ハスであるとも言われています。
この神話の伝承が、マリアさまの受胎告知に継承され、いまもなお、
百合は聖母マリアのシンボルとされています。

ルルドの泉の聖水


ゼラニウムの蒸留水と混ぜたものを友人からいただき、
ここぞというときにだけ大切に使っています。

ルルドの泉は、1856年2月11日に
洞窟の近くで薪拾いをしていた14歳の少女ベルナデッタの前に、
聖母マリアが出現したことからはじまります。

ベルナデッタと聖母マリアが出会ったとき、
二人はロザリオを持っており、お互いにロザリオの祈りを唱えたそうです。


***

そして、さらには

十字架をくれた友人の誕生日は「聖母の受胎告知の祝日」
聖水をくれた友人は、「Marie」という愛称、
制作をアドバイス、お力添えくださったhummingbirdさんは
なんと誕生日が「ロザリオの聖母の祝日」

そして・・・
ロザリオが完成したときに、届いた一通のメール。
そのメールをくれた友人の誕生日が
「ベルナデッタと同じ誕生日」であることが後日判明。

長い月日をかけて、
マリアさまに捧げ続けてきたものが
こうしてひとつのロザリオという形に結晶できたことをうれしく思います。

このロザリオで”54日間の祈り”を捧げながら、
闇が最大に深まり、そして光が生まれ変わる冬至を迎え、
あたらしい年をお迎えします。

祈り明けの翌日は、わたしの誕生日。
3年前から執り行い続けている、大切な毎冬の儀式です。

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