軸のバランスをとるためのいくつかの指針


2018年8月12日に書いて下書きに置いたままにしていた文章。5年も前に書いた文章ですが、今読み返してみても、ここに書いていることは変わらず今の自分の大事な指針になっています。理屈っぽい文章かな?と書いた当時はアップすることはなかったのですが、なんとなく気まぐれにアップしてみます。セッションでは、こういうことに関するみなさんの話を聞く時間、カードを通して話す時間でもあります。





短所と長所は表裏一体で、要はバランスなのだなあと感じます。時には極端にアンバランスな状態を味わったり、微妙にバランスが崩れた状態への違和感を通して、どういうことを大事にすると自分はバランスがとれるかが、見えてくる気がします。そのとき大切なのは、卑下も慢心も脇に置いて自分の「個性」を見つめてバランスを見極めること…。「真のバランス」を取ろうとすることは、「自分への愛情」がなければできないことでもあり、さらには自分への愛情を大切にする「勇気」が必要になることでもあります。

自分のバランスを保つためにいくつかの指針を持つこと—それは自分を愛で守ることにもつながり、同時に自分のクセやこだわりから自由にするものだと感じています。

わたしの場合…

1:出し惜しみをしない(独り占めをしない)

2:等身大でいる

3:生命を大事にする(自分のも、まわりのすべてのも)

2010年くらいから、この3つを生きていく上での大切な原則にしています。ある程度生きてきて、自分の個性やクセも見えてきて、この3つのスタンスをできるだけ大事にしようと思うようになりました。

◆1についての実践
わたしはアウトプットよりもインプットが多くなりがちで、ともすれば貯めすぎてしまう部分があります。(数秘術では2であり、11でもあります)

中学時代から大学時代までは、家にある未整理のスクラップ記事が常に膨大だったことが顕著な例としてあげられます。あと、中学時代、よく友人たちとトランプで大貧民をしていましたが、1番早く上がるタイプでした。その勝ち方が自分の持ってる強いカードをすぐに使わずに貯めて貯めて最後の方で一気に放出して上がる!というスタイルだったので、大貧民仲間に付けられた異名は「貯めのエリ」だったりもしました。

そんなこんなで、自分のデフォルトが「貯め」。
ほおぶくろにドングリをいっぱい詰めてるリスを思わせます。。。貯めてる割に活用しなかったり。 (リスはせっせと埋めたどんぐりの場所も忘れてしまうらしい…!)

ふと、そんな自分の中の「貯めすぎ」を整えようと思い、2010年頃からTwitterを意識的に始めたのを覚えています。Twitterは情報を自分の中で独り占めせずに、循環したり、放出したりする装置として働いてくれるので、そういう点で自分のバランサーになってくれるのです。

「技能を独り占めしない」という点では、あんとす堂を通してバランスを取っているような気がしていて、「空間を独り占めしない」という点に関しては、そのことを意識しながら一時期、シェアハウスやシェアアトリエをやったりしていました。ただ、本当に「何事もバランス」なので、行き過ぎると「与えすぎ、アウトプットしすぎ」になってしまう危険と隣り合わせなのですよね。境界線を保つ必要もある。なので、つねに塩梅は必要だなあと思っています。

◆2についての実践
 何かをやるときに「もう、こういう自分でやっていくしかない」という諦念と受容でベストを尽くす。あくまで自分の場合ですが、そういう現状肯定の方がどんなときでも「あるもので精一杯やってみるか」という力が湧く気がしています。遠回り、先延ばしをしないようになる。少しずつでも力が付いてくるのを必ず実感できます。

◆3についての実践
これを大事にすると、潔くなれる。根本的な部分に目が行く。 社会よりももっと力強い土台、地球で生きる力と安定感が湧く。怖くならない。無理なこと、理に適うことの違いがわかる。何をやる上でもこの<3>が根源的なモチベーションになっています。


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