天国での様子
ごくたまに、故人からのメッセージなどについて
タロットで取り次ぐことがあります。
表立ってミディアムシップを掲げることはしておらず
なりゆきで、そのようなことになることがあるのです。
あるとき、いらしてくださったご依頼の方は
大切な家族だった猫を看取り、
その後の日々を過ごされている方でした。
”またうちの家族として再会したい。
再会できると信じている。待っている。
でもその時期がいつごろになるかはわからない。
いつそれが叶うでしょうか?”
そのご質問に対して出たカードは
カップの10(正位置)、法王(正位置)、カップ8(逆位置)。
カップの10は
大好きな愛する家族の様子をあらわすカードです。
使用したカードには、勿忘草(わすれなぐさ)が描かれています。
忘れたくない、そして忘れないでいてほしい、大切な大切な思い出。大切な家族。
法王は権威のあるひとに相談している姿。
カップ8の逆位置の意味は、去った場所へふたたび戻ること。
時期について尋ねたのですが
まず、猫ちゃんが天国で「またあの家族のもとに戻りたいんです」と神様に相談している姿が紙芝居のように出てきたのです。
今、相談中なんだよ。ってことなのでしょうか。
あまりに出来過ぎたカードの配置に
ご依頼くださった方とホロリと来てしまいました。
勿忘草(わすれなぐさ)っていうのがまた泣けるんですよね・・・。
故人からのメッセージを受け取りたい場合、
ミディアムシップの専門の方にお願いすることをおすすめします。
けれども、意図せずして、タロットでもそういう役割になる経験をしました。
それは亡くなった存在の愛が、そうさせるのでしょうか。
不思議ですが、やさしさを感じてホロリとするような、心あたたまる体験でした。