捧げもの、贈りもの

ナワ・プラサード書店さんの名前の由来を偶然知りました。

ナワは、サンスクリット語で「あたらしい」という意味。
プラサードは、「神様への捧げもの、神様からの贈りもの 」という意味の
サンスクリット語だそうです。

インドでは神様にお供えした食べ物を
”聖なる食べ物”としてみんなで分け合って食べるとか。

なんと素晴らしい名前なのだろうと感激していると、
店長さんは仰いました。
 「だから、このお店(この仕事)は、自分のものであって自分のものではないという感じなのよね」。

あんとす堂のお仕事も、プラサードでありたいと心から思います。

今回、ご縁をいただいた場所に名づけられた言葉に
励まされ、襟を正される思いがしました。

***

じつはこの5月から、
あんとす堂はひっそりとあたらしく始めたことがあります。
来てくださったお客さまにお花を一輪プレゼント。
ささやかなプラサードです。

その日にお客様と出会うためのお花を探し、
お花にお願いし、手に入れ、お渡しすること・・・
この過程が、この日に来てくださったお客様のための
フラワーメディスンの儀式です。

選んだそのお花は
それを受け取ったお客様に力を貸してくれるためのお花なのです。

選ぶとき、花屋さんへの道筋、花屋さんの中で
今日のお客様へのプラサードとなる、
お客様に力を貸してくださるお花をお与えくださいとお祈りします。

ある日は、 広葉の連理草(宿根スイトピー)というお花を選ぶなりゆきになり、そのあと、お店でその日のあんとす堂のご予約は、ご夫婦の方々であることを知りました。ちなみに、連理というのは夫婦のとても仲睦まじいことを表す語なのです。

愛と敬意を持って親交を重ね、真摯に求めたなら、
必ずその方のためのお花が応じてくれます。

そのお花は髪に挿すのもよいし、あげたくなった人にあげるのもよし。
自由にお花に心を開いてみてくださいね。

タロットで心がクリアになったあと、
一人でお花と向き合い、
どうぞ心静かに真摯に語りかけてみてください。
必ずお花は力を貸してくれることでしょう。

(*2012年夏まで、このプレゼントを行っておりました)

***

明日は18時~20時まで、
西荻窪のナワプラサード書店さんでのマルセイユタロットDAYです!
お花をご用意して、お客様のお越しを心よりお待ちしております*

人気の投稿