クライドルフと花々



念願叶って、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『クライドルフの世界展』を見に行くことができました。

やはり原画の力はすごいですね。会場に入った瞬間、アルプスの風土と花々の調和したエネルギー、クライドルフの自然への愛情が一気に流れ込んできて、涙が出そうになりました。
この感覚は家に届いたヒーリングハーブ社のフラワーエッセンスのフルセットの箱を開けたときと同じ・・・。

クライドルフはその植物のありのままを精緻に描く力と、植物や虫との愛情に満ちた心の交流を融合させた独特の世界を絵本の中で作り上げました。

大切にしているクライドルフの『アルプスの花物語』、春を告げるクロッカスたち!


”11月のある日、
谷間に季節はずれのプリムラとリンドウを見つけたクライドルフは花を摘んで持ち帰ります。
しかし花を摘んでしまったことを後悔し、花の命が少しでも長く続くようにと花を絵に描きました。
このとき花を主人公にした処女作『花のメルヘン』 の構想が生まれました。”

bunkamuraザ・ミュージアム webサイトより。
処女作誕生のきっかけになったエピソードです。
彼の愛情のありようがよく現れていて胸がいっぱいになりました。 

また、アルプスという土地にどんな植物があるのか、
クライドルフは植物の特徴を精緻に描写しているので勉強にもなります。

植物の薬効や伝説や神話なども盛り込まれていて、
猛毒のトリカブトは勇ましい軍人、アルニカ(古来から治療薬として重宝されてきた植物)はナースの姿として登場させています。

こちらにクライドルフの描いた植物の写真が載っていました。
スイス政府観光局 (特集:クライドルフ)
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/home/mailmagazine/40/kreidolf/

Bunkamuraでの展示は7月29日までですが、
表参道のギャラリー「ウーゴーズワークショップ&アルケミー」では8月4日まで開催しているとのこと。今、検索して偶然知りました。
なんだか素敵そうな場所!足を運んでみたいと思います。

みなさまもよかったらぜひ*

ウーゴーズワークショップ&アルケミー
http://www.hugosalchemy.com/

「花の友」http://anthosdo.blogspot.jp/2012/04/blog-post_29.html

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